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ようこそ、わたしの世界へ。
はじめまして。竹田英理子(えりこす)です。ここでは私自身のことだったり、これからの活動のことだったりをお伝えしていきます。少し長くなりますが、気軽に見ていっていただけると嬉しいです。そして、ここに書いてあることがあなたの中にある好奇心や価値観のようなものと共鳴し、私の中にあるそれと一緒にひとつの物語をつくり出せるときが来るならば、それはとても幸せなことです。
私は現在、いつからか抱いてきた「演出家になる」という、道を歩み進んでいます。2019年6月にはじめて200人ほど収容できる会場を借りて、本格的な舞台をつくりあげました。それは《即興劇(インプロ)× ミュージカル》という、なかなか難易度の高い挑戦でしたが、一緒に無理難題に立ち向かってくれた仲間のお陰で、無事に自分の頭の中にあるものを具現化することができました。
その体験も含めて、私の人生の中の大切な時間の中にはお芝居や演出というものが不思議なくらい無意識についてまわってきました。高校生の頃、演劇部に所属していた当時2年生の私はとある公演で演出家という役割をはじめて与えられました。3年生の引退公演だったために、2年生が演出家を引き受けなければならなかったからです。
そのときの体験はとても刺激的なものになりました。公演がはじまると私は大号泣していました。そして3年生の先輩方から舞台の上で花束をいただきました。演出家としていただいたはじめての花束です。あの感動は今でも忘れることはありません。
私の掲げるもの。
私が現在活動をするために掲げるコンセプトは2つあります。ひとつは『お芝居を観劇する文化から演じる文化』にしたいと思っているということです。演劇というものは日常生活に密接に関わっていると一般的には考えられていません。ドラマや映画に出演している役者さんのような「特別な人」が演じるものだと思っている人も多いと思います。
でも、私は「演劇こそ日常生活に取り入れて欲しい」と考えています。演劇は自分を表現することはもちろん、日々の生活でのコミュニケーションのトレーニング、さらには夢ややりたいことを叶えていくためのツールにもなるのです。それは別に難しいことではなくて、誰でもできる簡単なことだったりします。
感情は宝物。
私自身、自分で言うのもなんですが、なかなか波乱万丈な人生を歩んできた気がします。仕事の忙しさや環境の影響で鬱になって辞めたこともあったし、突然に離婚を経験をして、家をなくして友人宅を転々としたこともありました。手元の資金はカツカツな中でもなんとか生き延びてきました(笑)。
いろいろと大変なことがあったなぁと振り返ってみれば思いますが、私はこうやって無事に生きることができています。今となっては余程なことがない限り、人は絶望的な状況に追い込まれたとしても、死ぬことはないんだなと考えています。それは前職で医療に関わる仕事をしていたということも関係しているかもしれません。
私は退職や離婚をきっかけに自分の内側や本音の部分、人とのコミュニケーションのあり方について学ぶことができました。そのとき気づいたことは「感情は宝物」だということでした。仕事に追われていた頃の私は、医療現場ということもあって感情を押し殺して働いていました。患者さんのためにも焦りや不安を表に出すことはタブーとされていたし、弱音を吐かずに頑張ることが当たり前な世界でした。
それは医療従事者としては立派な態度だったのかもしれませんが、私自身は徐々に「自分という存在」を見失っていくことになりました。感情を殺して生きてしまっていた私は、自分の存在や価値を見失い、知らず知らずに心を閉ざすようになってしまったのです。
そうして離婚というキッカケもプラスされ、心のことや精神的な世界のことを学び、自分の内側と向き合うことになりました。感情を塞ぎ込むことで奥底に追いやられた「わたし」という存在は、そう簡単には顔を出してくれませんでした。でもダンスを踊ることだったり、ふらっと海にお出かけすることなど、本当に些細なことを積み重ねることで、少しずつ私の心は回復してきたのです。
私の場合はお芝居ではなく、日常的な些細なことで自分の奥底に閉じ込めていた感情を解きほぐし、少しずつ表に出していくことに成功しました。でも、ふと立ち止まって考えてみると、私のたどってきた「感情を掘り起こす旅」は演劇やお芝居を学ぶことで簡単に可能になるのではないかと気づいたのです。
そして、私の大好きな演劇で私のように感情を塞ぎ込んでしまったばかりに、自分という存在がわからなくなってしまった人たちに向けて、それを思い出すためのお手伝いができるのではないかと思ったのです。
私の夢。
私の活動コンセプトの2つ目は、演出家として『現代版レ・ミゼラブル』をつくりたいと思っているということです。レ・ミゼラブルは世界中でミュージカル公演され、もちろん日本でも演じられています。実写映画化されたこともあり、一度はその名前を聞いたことがある人は多いと思います。レ・ミゼラブルという物語は、1862年ヴィクトル・ユーゴーが執筆した小説からはじまりました。当時のフランスの社会情勢を背景に人生の無情さを描いた作品です。
レ・ミゼラブルは1980年代にミュージカル化され、アメリカに渡り、全世界へと広がっていきました。レ・ミゼラブルは様々な登場人物の物語がクロスしていく群像劇です。ひとりひとりの人生模様が細かく描かれており、観ている側がそれらの誰かに共感ができるようになっているところが、私は魅力的だと感じています。そして、社会問題や生々しい人生の課題とリンクしたシナリオの中で登場人物それぞれが奮闘し、悩み苦しみ、成長していく姿を見せるような作品となっているのです。
『現代版レ・ミゼラブル』と口にすると必ず「どういう意味?」と聞かれます。言葉にすることは難しいのですが、それくらい複雑な要素が絡み合った味わい深い作品を生み出したいと考えています。
レ・ミゼラブルには貴族や奴隷制度、国家に不満を持った民衆の反乱、キリスト教の信仰など、現代の日本に住む私たちが共感するには程遠い社会情勢が描かれています。これは当時のフランスを生々しく描いたものであって、小説というフィクションでありながら、時代の「現実」を映し出す作品となりました。現代版となれば、扱う世界やテーマは私たちが現在暮らしている社会に寄り添ったものとなります。
会社でのパワハラやモラハラ、ジェンダーギャップのようなテーマになるかもしれません。100年に一度の疫病の話やその未曾有の事態に奮闘する会社員やその家族の話になる可能性もあります。戦争や革命などの大きなテーマではないとしても、私たちの日常には人の心を動かすには充分なドラマや物語が含まれています。私はできるだけ身近なテーマを取り上げ、「普通の人の自叙伝」のような物語をつくりたいと考えています。
史実を元に古典的な作品がつくられたように、日常を題材に物語をつくるのです。日常が物語になり、演劇となり、人の心を動かしていくことができたら、とても素敵な事だと思います。もしかしたらその題材はあなたの日常になるかもしれません。
日常と演劇の間にあるもの。
私はこの2つのコンセプトを中心に置いて、日々の活動を楽しんでいます。どきどき突拍子もないようなアイデアが湧いてくることがあるのですが、よくよく考えてみると全てがこのコンセプト繋がっていて、我ながら感心させられます。
演劇が大好きで追いかけてきた私にとって、演劇は自分の人生の中でとても大切なものです。そして、その魅力に大きな可能性を感じています。演劇を観るだけとして楽しむのはもったいない。自ら演じてみて、感じて、それを日常に持ち帰ってみる。日常で感じたものをまた演劇の世界に持ち寄って、それを繰り返すことができれば、日常と演劇はさらに味わい深いものになります。その体験を通して、私たちは日々成長していけるし、演劇は自分という輪郭を取り戻すためのツールとなりえるのです。
私は演劇のワークショップなどを通して、そういう実感を感じられる気づきや学びを生み出せる環境をつくりたいと考えています。
演出家として役に立つこと。
直接的に演劇とは関係ないですが、演出家としてもっと誰かの役に立てないかなと考えてもいます。“演出家脳”といってもいいかもしれませんが、演出家は常に客観性を持って目の前の出来事をとらえています。目の前に映る情報をどうやって組み合わせたらより面白いものが生まれるのかどうかを試行錯誤し、楽しんでいます。
それ故に、誰かの頭の中を整理整頓する役割は得意だったりします。もしあなたが心の奥底に隠している「本当の感情」や「本当にやりたいこと」があるのであれば、それらを対話を通じて浮かび上がらせ、それを物語として整理整頓する。そこに見えてきたものは、決して私の作品ではなくて、あなたが描いた脚本になります。私はそこにほんの少しだけ、編集を加えて、物語を引き立たせるだけの役割。
いわゆるコンサルティングやコーチングの分類になるのかもしれませんが、私はそんな大袈裟なことをしている気持ちはありません。起業家さんや事業家さんだけではなくて、普通に働いているOLさんや主婦の方やもちろん夢を叶えたいと願っている方など、どんな人でも自分なりの脚本を心のなかに持っているのだから、それを物語として組み上げるお手伝いをしたいなと考えています。
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少し長くなってしまいましたが、私の頭の中をちょっとだけ覗きこんでいただきました。共感していただけましたでしょうか?それとも摩訶不思議でよくわかりませんでしたか?どちらにせよ、この人は面白いことを考えているなぁと興味を持ってもらえたら嬉しいです。これからの動向は各SNSよりお知らせさせていただきますね。
それではこれからどうぞ宜しくお願いします。私の大好きな演劇があなたのお役に立てることを心より願っております。
竹田英理子|えりこす
臨床工学技士として、10年間病院勤務をした後、様々な経験をしてみたいと思い立ち、会社員を経験しながら舞台制作活動をスタート。2019年インプロ(即興劇)を取り入れたミュージカルを自主開催。その他、参加者100人以上のイベントサポート、ディレクション多数。演劇は誰もができる自己表現の最強ツール、演じることがもっと身近で気楽になることで、日常生活や人間関係の彩りが優しく楽しく増すことを願っている。
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